クライミング壁を作ってすぐにインターネットでホールドを購入しました。しばらくはそのホールドを付け替えながら登っていたのですが、とうとうハリボテを作ることに。今回はどんなふうに作ったのかを紹介したいと思います。
失敗からスタート
初めてのハリボテは隙間だらけで強度不十分の失敗作になりました。作った手順は以下の通り。
- コンパネを適当に三角形に切る。(切断面の角度は45度)
- 1の三角形と1辺が同じ長さになるように、またコンパネを三角形に切る。(同じく切断面の角度は45度)
- 1と2の三角形と辺の長さが揃うようにして最後の三角形を切る。(切断面はもちろん45度)
- できた三角形3枚をつなぎ合わせる。(よくある速乾性木工ボンドで仮止めをする)
- ねじを使って3枚を補強する。
- 完成
これでうまくいくと思ったのですが、甘かった。つなぎ目が隙間だらけなのと、強度不足で安心して使えるハリボテには程遠い出来になりました。
原因は、三角形の大きさと切断面の角度をきちんと決めていなかったこと。壁に設置しても隙間に指が入りそうだったり、乗ったらギシギシ音がしたり・・・。一応、ネジを打ちまくって安全面はクリアしたけど、初めてのハリボテ作りは失敗に終わりました。
リベンジ ハリボテ作り
反省を生かして次は少し工夫してハリボテを作りました。
- 切る三角形は全て直角三角形にする。(切断面はとりあえずそのまま)
- 3つの直角三角形が揃うように辺の長さを合わせる。(切断面はそのまま)
- 切った3枚を木工用強力ボンドでつける。
- 裏を角材で補強する。(ボンド使用)
- 壁に設置できるように傾斜に合わせてカットして完成。
ポイントはいくつかありますが、まず1つ目は直角三角形で作ったこと。こうすることでハリボテが垂直に接着できるので素人が作っても強度が増しました。
次に木工用強力ボンドを使ったこと。
CMでお馴染みのゴリラボンド。このボンドで3枚を貼り合わせることにより小さな隙間やずれがなくなりました。そのおかげでネジで止めた時よりもしっかりした作りに。さらに追加で裏面を角材で補強。こちらも直角に張り合わせているおかげで、市販の角材でしっかり固定できました。ネジが一番強いと思っていたので、目から鱗でした。強力ボンド恐るべし。
最後は、接着した後で切り揃えること。先に切っている時と違い、合わさっているところも一緒に切断できるのでずれがなくなりました。(ただ、切断には今まで以上に注意が必要でした。)
ハリボテを自作して思ったこと
今回、ハリボテを自作して素人でもなんとか作れると感じました。見た目はともかく、強度だけは妥協できないという思いで色々試しましたが、結果強力ボンドをうまく使うことがベストだと感じています。ただ、プロとは違うので見た目は多少変だったり、塗装できていなかったりするところが課題ですね。次は、砂を混ぜたペンキで塗装してみたいと思います。