更年期に入ってから、便秘がさらに頑固になった――。
もともと便秘体質だった私ですが、40代半ばを過ぎて「関節痛」「髪の毛のパサつき」と並んで深刻な悩みとなったのが便秘です。
その原因の一つが、ホルモンバランスの乱れによる自律神経の不調。
腸のぜん動運動は副交感神経が優位なときに活発になりますが、更年期はストレスやイライラで交感神経が優位になりやすく、腸の動きが鈍くなります。
この記事では、私が更年期便秘に悩みながら試し、「これは効いた!」と感じた方法を、切り札的アイテムも含めてご紹介します。

1. まずは「気にしない」ことが最大の対策
「え、それ対策なの?」と思われるかもしれません。
でも、副交感神経を働かせるためにはリラックスが必須。便秘に過剰にとらわれること自体が腸の働きを妨げます。
- 2〜3日出なくても気にしない
- 少しでも出たら「よくやった!」と自分を褒める
- 便意が来たらウキウキでトイレへ行く
以前は2日出ないと焦ってヨーグルトや牛乳、体操などいろいろ試していましたが、結果は長続きせず。
「これが私のリズム」と受け入れると、肌荒れやイライラも改善しました。腸に優しい心の持ち方も便秘対策の一部です。
2. 朝イチの「冷たい牛乳400ml」
妊娠中に産院の先生から教えてもらった方法。
朝起きてすぐ、空腹の状態で冷たい牛乳を一気に400ml飲みます。
- 分けずに一度に飲むのがポイント
- 即効性があり、2時間後には動き出す
- 外出予定がない日に試すと安心

長年の便秘持ちの方には定番ですが、量と温度を守ることで効果が変わります。
3. お風呂でできる「腸マッサージ」
体が温まり、筋肉が緩んでいる入浴中は腸マッサージのチャンス。
- 「の」の字を描くようにお腹をなぞる
- 特に**下行結腸(左腹部)**をつまみ上げるようにほぐす
- 滞って硬くなっている部分をやさしく刺激
- 最後は肛門側に向かって押し流す
強く押しすぎず、あくまでやさしく。毎日続けることで腸の動きが改善されやすくなります。
4. 「どっさり黒ダイエット茶」
お茶系の便秘対策はこれまで数多く試しました。
杜仲茶、センナ茶、減肥茶、ごぼう茶など…でも、効きすぎて腹痛になったり、効果がなかったり。
最終的にたどり着いたのが市販の「どっさり黒ダイエット茶」。
- お茶の濃さで効き目を調整可能
- 腹痛が起こりにくく、マイルドな効き目
- 味も美味しく、長期的に効果が続く
本当に「どっさり」出て、お腹がぺったんこに。私にとってはまさに切り札です。
5. 酸化マグネシウムを「たっぷりの水」で
市販の便秘薬の中では、酸化マグネシウムが使いやすくおすすめ。
ただし、効き目が弱くなったと感じる場合は飲み方が原因かもしれません。
看護師の知人から教わったのは、「たっぷりの水で飲む」こと。
これだけで効果が大きく変わり、腹痛も少なく、翌日にはスッキリ。長引かないのも魅力です。
まとめ|切り札を持って、腸と上手に付き合う
更年期の便秘は、年齢や体質によって長期戦になりがちです。
でも、「気にしない心」と「自分に合った切り札」があれば、ストレスを減らしながら快適に過ごせます。
私の切り札は…
- 冷たい牛乳400ml
- 入浴中の腸マッサージ
- どっさり黒ダイエット茶
- 酸化マグネシウム(たっぷりの水と一緒に)
更年期だからこそ、心と体をゆるめて、腸に優しい生活を意識してみてください。